公益社団法人日本都市計画学会 九州支部

支部長挨拶

 

ご挨拶

 公益社団法人日本都市計画学会九州支部の支部長を仰せつかりました辰巳でございます。
支部長就任に際し、一言ご挨拶申し上げます。

 日本都市計画学会は、都市計画に関する学術の進歩普及と都市計画の進展、及び都市計画に係る専門家の資質向上を図り、学術・文化・社会の発展に寄与することを目的として設立された学会です。九州支部は、1992年5月9日に設立され、九州・沖縄8県の会員で構成されております。そして、2022年度は九州支部設立からちょうど30年の節目の年となります。

 その節目の年に支部長を仰せつかることとなり、大変身の引き締まる思いでございます。私は初代支部長の光吉先生から数えて第14代の支部長となります。歴代の支部長の名に恥じないよう、皆様のご協力を仰ぎながら支部長の役をしっかりと努めて参る所存でございます。

 さて、現在、都市は様々な課題を抱えております。まずは人口減少・少子高齢化への対応です。人口増加時代には、増え続ける需要に対応するため、新たな市街地開発やインフラ整備などが進められ、市街地は拡大の一途を辿ってきました。しかしながら、人口減少時代に入ると、需要の減少に応じた都市のコンパクト化が必要となってきますが、拡大前の市街地の姿に戻すことは困難であり、人口減少社会を見据えた新たなまちづくりの展開が求められております。
 
 また、九州は自然災害の多い地域です。近年多発する豪雨災害をはじめ、地震災害や火山の噴火などに対し、私たちの生命財産を守り、強靭で安全安心なまちづくりを行うことが求められております。 さらに、新たな時代への対応として、ポストコロナ時代のニューノーマルな生活様式への対応、DXやSociety5.0への対応、SDGsへの対応など、都市が抱える課題は山積の状態にあります。

 そうした中において、九州の都市計画に関する活動を支え、また交流の場としての役割を果たすべく、日本都市計画学会九州支部は積極的に取り組んで参る所存でございますので、今後とも本支部の活動にご支援、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2022年6月
公益社団法人日本都市計画学会
九州支部長 辰巳 浩



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