国際委員会

Committee

委員長挨拶

国際委員長 就任あいさつ

佐々木 邦明(早稲田大学 教授)

このたび、大森委員長の後を引き継ぎ、日本都市計画学会の国際委員長を拝命いたしました早稲田大学の佐々木邦明でございます。就任にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。

本学会の国際委員会は、都市計画分野における国際的な学術交流の推進、国際会議やシンポジウムの企画・運営、そして学会活動の国際的な発信力向上を担う重要な役割を担っております。
近年、気候変動、人口減少、防災・減災など、都市計画をめぐる課題は国境を越えた広がりを見せております。こうした地球規模の課題に対応するためには、各国の知見や経験を共有し、互いに学び合う場を提供し、充実させていくことが不可欠であると考えております。その点を踏まえて、私自身、国際委員長としての最も重要な使命は、海外における日本の都市計画研究のプレゼンスを高めていくことにあるのではないかと考えております。
我が国には、独自の都市づくりの経験や優れた研究成果が数多く蓄積されています。それらが必ずしも十分に世界へ発信されているとは言い難いのではないかと感じているためです。

小泉会長は就任にあたり、「社会への発信力強化と国際展開」を掲げられ、本学会が蓄積してきた知見を社会や地域コミュニティ、政策決定の場へと分かりやすく発信していく「社会への還元」の取り組みを強化するとともに、アジアをはじめとする諸外国の都市計画組織との連携、さらには欧米・オセアニアの関連組織との連携にも改めて取り組んでいく方針を示されております。あわせて、国際学術誌への投稿がますます求められる昨今の若手・中堅研究者の状況を踏まえ、国際誌への挑戦を積極的に後押ししていきたいとの考えも述べられました。

国際委員会といたしましても、会長のこうした方針をしっかりと受け止め、
 ・アジア諸国の都市計画関連組織との連携強化
 ・欧米・オセアニアの関連組織との連携推進
 ・ 若手・中堅研究者の国際学術誌への投稿支援
 ・ 学会の知見を国際社会・海外の政策決定の場へ発信する取り組みの推進
等に対する具体的な取り組みを通じて、進めていきたいと考えております。
そのためには、本委員会が所管する英文誌「Urban and Regional Planning Review」の役割や、来年度には京都で開催予定の「International Conference of Asian-Pacific Planning Societies(ICAPPS)」の位置づけが重要になってくると考えています。

微力ではございますが、これまでの経験を活かし、会員の皆様の国際的な活動をより一層支援できるよう、力を注いでまいりたいと存じます。
至らぬ点も多々ございますが、会員の皆様、関係機関の皆様のご指導、ご協力を賜りながら、これまで歴代の委員長が築いてきた国際連携の土台を、より一層確かなものにしていくために、着実に取り組んでまいる所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

(2026年7月31日公開)