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第133回 まちづくり懇話会開催のご案内

ドイツ環境都市モデルの教訓 〜持続可能な都市モデルとは?

 

 持続可能な都市像については、伝統的な「環境にやさしいまちづくり」を巡る方法論に始まり、近年の「スマートシティ」に代表される成長戦略の担い手としての期待に到るまで様々なアプローチがありますが、わが国での議論に際して必ず引き合いに出されるのがヨーロッパです。実際、持続可能な地域、環境配慮型都市などで検索をかければ、欧州の都市が数多く登場し、無数の「先進事例」に触れることが出来ます。しかし、個別性が強く、汎用性には限界があり、海外の先進事例から何を学び、何が活用できたのかとなると、甚だ心許ない状況にあります。「環境先進国」として注目されてきたドイツなどは、その典型といえるでしょう。

 今回講師としてお招きする竹ケ原氏は、2度に亘るドイツ駐在中、様々な企業・自治体による持続可能な都市モデル調査をサポートした経験を活かし、主に「環境と金融」という切り口から、全国の環境モデル都市、環境未来都市、バイオマス産業都市構想などにも関与されています。

 懇話会では、ドイツにおける環境都市モデルの実像を、エネルギー、人口減少への対応などの側面から話題提供して頂きます。いたずらに美化したり、過小評価することなく、ドイツの事例から我が国が何を学び取れるかを、参加者の皆さんと一緒に考える機会に出来ればと期待しています。

takegahara.jpg 講師:竹ケ原 啓介
   株式会社日本政策投資銀行 環境・CSR部長

【プロフィール】
1989年一橋大学法学部卒業。同年日本開発銀行(現(株)日本政策投資銀行)入行。都市開発部、調査部、フランクフルト首席駐在員等を経て2011年5月より現職。同行において、企業の非財務情報を評価して融資に反映させる評価認証型融資を統括。環境経済・政策学会所属。
環境省「21世紀金融行動原則」運営委員長・預貸WG座長、内閣官房「環境未来都市推進委員会」委員、同「環境モデル都市WG」委員、農林水産省「バイオマス産業都市選定委員会」委員、長野県飯田市「再生可能エネルギー導入支援審査会」委員など公職多数。著書は『ドイツ環境都市モデルの教訓』(エネルギーフォーラム新書)、『責任ある金融』(きんざいバリュー叢書/共著)、『環境格付』(きんざい/編著)など。


2015年9月11日[金](開場18 : 10/ 開演18 : 30)

新丸ビル10F「エコッツェリア」(東京都千代田区丸の内1-5-1[アクセス])

■主 催:公益社団法人 日本都市計画学会

■参加費:一般3,000 円/ 学生1,000 円(当日受領)

■定 員:80 名(先着順)

■お申し込み方法:
 お申し込みフォーム(こちら)お申し込み下さい。

■お問い合わせ:
 公益社団法人日本都市計画学会 まちづくり懇話会係
 TEL 03-3261-5407
 E-Mail cpij-conwakai[at]cpij.or.jp
 [at]は@に置き換えて下さい。

会場周辺案内図

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【アクセス】
・JR「東京」駅...丸の内北口より徒歩1分/丸の内地下中央口より地下道にて直結
・丸ノ内線「東京」駅...地下道より直結
※オフィスゾーン1Fのエレベーターをご利用ください。
※ショッピングゾーンからは連絡しておりません。