委員会

委員長挨拶

学術委員長就任挨拶と委員会活動方針

斎藤潮前委員長の後任として、学術委員長に任命されました吉川徹です。これまで2年間、大局観に基づいて情と理を両立させた名判断を示される前委員長のもとで副委員長としてぬくぬくと過ごしてしまい、頼りない委員長ですが、会員各位の委員会へのご信頼を裏切らないように、全力を尽くす所存です。副委員長には村木美貴先生をお迎えしました。村木先生は、都市計画論文集に多数の論文を発表され、海外を含めた都市計画への深い造詣をお持ちであり、学術委員会に最適の人材と拝察しております。以下、委員会の活動内容と方針についてご説明申し上げます。

(1) 発表会論文および一般研究論文の審査

年間およそ300編の発表会論文、50編の一般研究論文に対し、延べ700名内外の学識経験者に査読をお願いし、特に発表会論文は、限られた時間内に複数の査読をお引き受けいただいております。査読者各位に心よりお礼を申し上げます。採択率は約5割と非常に厳しく、これが論文の質の維持に繋がっています。しかし、実践から理論まで、歴史から数理モデルまでを含む多彩な研究成果を幅広く世に出すことも大切です。そこで、質の高さと多彩さを両立させ、投稿・査読・審査・刊行に関する負荷を軽減する方策を模索してまいります。さらに、優れた論文に関する委員会なりの考えを発信する「年間優秀論文」表彰を継続してまいります。

(2) 都市計画論文集の刊行

論文集はCD-ROMで発行しています。紙媒体発行は昨年度をもって終了し、オンデマンド印刷をご紹介することといたしました。昨年度には、これまでの論文集、都市計画報告集、学会誌を網羅した日本都市計画学アーカイブスが発行されました。また、J-STAGEにて都市計画論文集を公開しています(公開後1年は会員限定)。公開方法については、我が国ひいては世界でよく読まれる論文集になるように、引き続いて工夫してまいります。

(3) 学術研究論文発表会の開催

2015年度第50回大会は11月7-8日に宮崎大学が実施校となってフェニックス・シーガイア・リゾートにおいて開催されました。うち7日に50回記念シンポジウム「都市計画研究の来し方行く末」が開催され、多数の会員のご参加のもと、活発な討論が行われました。そこで頂いた意見を委員会運営に活かしてまいります。2016年度第51回大会は11月12日-13日に、東洋大学が開催校となって、12日は東洋大学白山キャンパス、13日は文京学院大学本郷キャンパスにて開催されます。開催校をはじめ、関係各位のご尽力に心よりお礼を申し上げます。

(4) 都市計画報告集の刊行

無審査発表媒体である都市計画報告集を2003年より刊行しております。投稿は年4回受け付け、学会ウェブサイトへ直ちに掲載し、CD-ROMを4月に会員各位に配布しております。これには、災害調査の速報、野心的研究の速報、自由闊達な論説が投稿され、審査付き論文と補完しつつ都市計画学の発展に寄与しています。さらに、学術研究論文発表会における「都市計画報告会」を含めて、口頭発表・討論の場の提供も検討してゆく所存です。投稿は2頁より可能ですので、卒業論文成果の速報など、支部発表会とともに、柔軟性がある発表の場としてご活用いただければ幸いです。

末筆となりましたが、学術委員会の活動は会員各位のご参画とご支援なくしては全うすることができません。各位の一層のご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。

学術委員長 吉川徹

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