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第149回まちづくり懇話会(オンライン)開催のご案内

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モビリティと都市空間の再編成:ミラノとパリの挑戦

―ポストコロナ時代の新しいまちづくりー

 先日のオリンピック閉会式でのパリの映像に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

 COVID-19の収束はなかなか見通せない状況ですが、海外ではポストコロナを見据え、Walkableな都市の実現に向けて、まちづくりの新しい展開が始まっています。とくにパリでは、イダルゴ市長が、車を使わず徒歩移動を中心とした日常生活が可能な「15分都市構想」を掲げ、モビリティや都市空間の再編成が進められています。

 今回のまちづくり懇話会では、フランスのまちづくりに関する著作を多く執筆されているヴァンソン藤井由実さんに、なぜイタリアやフランスでWalkable Cityの実現が進むのかについて実際のイメージと共にご紹介頂きます。ヴァンソン藤井さんは、現在ミラノに在住されており、現地からお話をいただきます。現在のリアルな状況が参加者の皆さんに伝わればと考えています。

 ご講演後は、参加者の皆さんからの質問も含めて議論をする時間を多く確保していますので、最新の海外の状況や制度にご関心のある方はぜひご参加ください。

[写真] 左:かつての車道を歩行者専用空間に転用したセーヌ河畔/右:ミラノの路上駐車場スペースを利用したオープンテラス(提供:VINCENT-FUJII Yumi)


2021年 9月27日[月] 18:00~20:00 (UTC/GMT +09:00)

■主 催:公益社団法人 日本都市計画学会
■参加費:一般1,500 円/ 学生500 円
■定 員:250名(要予約)
■開催方法:オンライン(ZoomウェビナーによるLive配信)
 ※接続方法などにつきましては申込み頂いた方に別途お伝えいたします。

■お問い合わせ:
 日本都市計画学会 まちづくり懇話会係
 TEL 03-3261-5407/E-Mail cpij-conwakai[at]cpij.or.jp
 ※[at]は@に置き換えて下さい

本イベントは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

講師ご紹介

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ヴァンソン藤井 由実/VINCENT-FUJII Yumi
フランス都市・交通研究家


執筆・講演活動と共に、公共交通を導入した都市計画、地方創生、市街地活性化をテーマに、フランスでの事例調査、視察のコーディーネーションを行う。ミラノ在住。
著書『ストラスブールのまちづくり』(2012年度土木学会出版文化賞)、『フランスではなぜ子育て世代が地方に移住するのか』、共著『フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか』(共に学芸出版社、2019年と2016年)。翻訳監修書『ほんとうのフランスがわかる本』(在日フランス大使館推薦、原書房)http://www.fujii.fr/