防災特別委員会

Committee

2024年能登半島地震タスクフォース

設置趣旨(背景・目的)

 20241116:10頃発生した2024年能登半島地震(M7.6)は、石川県能登地域を中心に、富山県、新潟県でも大きな影響が生じ、犠牲者206名、37名の行方不明者、揺れ・火災・津波による甚大な住宅被害、道路やライフラインの途絶、といった甚大な被害が報告されています。(2024/1/11現在、総務省消防庁報告、行方不明者は石川県公表値)

 都市計画学会として、被災地の一日でも早い避難生活の安定と解消を心から願うと同時に、くらし・すまい・なりわいの回復に向けた、被災者と被災自治体を中心とする関係機関のみなさまの取り組みに伴走し、いっしょに考えていきたいと考えています。

 そこで、防災特別委員会では、2024年能登半島地震の応急対応、避難生活、復旧復興等に関する都市計画分野における産官学連携の被災地貢献を図るため、2024年能登半島地震タスクフォース(TF)を設置し、活動を進めることとしました。

実施体制

TF長    :森本章倫(本学会 会長)
TF筆頭幹事長:加藤孝明(本学会 理事、防災特別委員会 委員長)
TFメンバー :防災特別委員会 幹事・委員 他
        ...市古太郎、岸田里佳子、秋田典子、姥浦道生、川﨑興太、廣井悠、牧紀男、田中成興
※上記に加え、被災地を含む中部支部や東北支部、また、関西支部等を中心に現在体制を構築中です。また、若手・中堅の方に主体的に活動いただきたいと考えています。

活動内容

被害調査ワーキング

(1)活動情報共有サイト:Facebookグループ
都市計画分野における学会関係者の被害および復旧復興調査の取組み状況等を共有します。
日本都市計画学会会員の調査・研究・支援活動の連携や調査公害への配慮につなげたいと考えています。
活動情報共有サイトをFacebookのグループ機能で立ち上げ予定です。

(2)能登半島地震 復興まちづくり支援マップ
人口動態や産業状況といった復興まちづくりを考えるための地域基礎データ共有のため、GISデータ化・活用サイト能登半島地震 復興まちづくり支援マップを開設・運用します。
このサイトは、今後、都市計画関係者が現地調査をする際、現地に貢献できる慎重な調査の実施にも資するものとしたいと考えています。
※「能登半島地震 復興まちづくり支援マップ」は随時更新いたします。

復興「いっしょに考える」ボード

被害状況についての俯瞰的・総合的な認識共有(足並みを揃える)と、復興課題について意見交換・議論する場を設けます。
また、日本都市計画学会としてオフィシャルな報告を行っていきたいと考えています。

第1回「能登半島震災復興討論会 ~時代を見据えた復興の論点の見取り図を考える~」
 2024年2月24日(土)13:30~17:30


【問合せ先】
 公益社団法人日本都市計画学会  防災特別委員会 2024能登半島地震タスクフォース
 E-mail. 2024noto[at]cpij.or.jp ※[at]を@に置き換えてください。

【参考】
 (一社)防災学術連携体 「令和6年能登半島地震」特設ページ